カージナルスが2年ぶり19度目のナ制覇
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第6戦、カージナルス9‐0ドジャース」(18日、セントルイス)
ナ・リーグの第6戦をセントルイスで行い、カージナルス(中地区)が9‐0でドジャース(西地区)を下して4勝2敗とし、2年ぶり19度目のリーグ優勝を決めた。先発して7回2安打無失点と好投した新人ワカが今シリーズ2勝目をマークし、最優秀選手(MVP)に選ばれた。
昨年まで大学生だった新人がチームをワールドシリーズに導いた。史上2番目の若さ、22歳で同シリーズのMVPに選ばれ「不安はもちろんあった。でも、それをうまくコントロールできた」とワカは充実感に浸った。
投げるたびに自信を深める右腕は、この日も150キロ台の速球にチェンジアップとカーブを効果的に織り交ぜた。二塁を踏ませたのは六回の1度だけ。打線の援護も得て、第2戦に続いて3年連続防御率1位の左腕カーショーに投げ勝った。
2012年にドラフト1巡目で指名された逸材。次の大舞台に向けては「全員にこの機会があるわけじゃない。楽しみだよ」と、堂々とした口ぶりだった。