田沢も仕留めた世界一!5年目の開花
「ワールドシリーズ・第6戦、レッドソックス6‐1カージナルス」(30日、ボストン)
力のこもった球は最後の試合でも抜群の威力を発揮した。レッドソックスの田沢純一投手(27)は七回2死満塁のピンチで救援し、4番打者を一ゴロに仕留めた。試合直後は「実感はない」と話し、歓喜と美酒で顔を紅潮させた。
150キロ超の直球で打ち取ると、カバーに入った一塁で力強くガッツポーズ。「緊張して球は覚えていない」という中でも、強打者クレイグをきっちり封じた。
プロ野球を経ず、09年からメジャーに挑戦。翌年の右肘手術を乗り越え、直球とフォークを駆使して才能が花開いたのが昨季だった。5年目で初めて開幕をメジャーで迎えた今季は71試合に投げ、救援陣の柱になった。