ヤ軍GM「ぎりぎりの戦いだったと…」

 新ポスティングシステムで米大リーグ入りを目指していた楽天・田中将大投手(25)は23日、ヤンキースと契約が合意に達したことを発表した。争奪戦を制したヤ軍のキャッシュマンGMは同日(現地時間22日)、電話会見し、破格の条件提示に「一発勝負だったのでとても慎重でした。多すぎたかもしれないが、届かないよりは全力を出し切る方がいいと思いました」と話した。

 田中の代理人から連絡を受けたのは前夜。「われわれのオファーが最大だったそうですが、ぎりぎりの戦いだったと言われました」

 プロ1年目の07年から田中を調査してきたという同GM。会見では田中に敬意を表し「タナカサン」と呼んだ。今オフは田中以外に3人の野手と大型契約を結び、総額4億5300万ドル(約473億3000万円)の大補強を行った。「才能ある選手が加わり、とても興奮している。けがなく、その力を発揮できれば、いい1年になるはずです」と大きな期待を寄せた。

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