マー君、練習相手いない?仙台自主トレ
ヤンキースと契約に合意した楽天・田中将大投手(25)が2月上旬も、楽天の本拠地・コボスタ宮城で練習を続けることが24日、わかった。1月31日にチームはキャンプ地の久米島に移動するため、練習パートナー不在での自主トレとなる可能性がある。
日米が注目したヤンキースとの契約合意会見から一夜、田中はこの日もコボスタ宮城で自主トレを行った。ランニング、ブルペンでのキャッチボールなどをこなし、コメントは残さずに球場を引き揚げた。
今後の田中の動きは渡米後の入団会見、2月中旬からのキャンプ参加が予定されるが、25日以降も自主トレは仙台で行っていくという。「2月に入っても、コボスタでやると思います」と関係者。渡米は早くても、2月10日前後となりそうだ。
ここで問題となるのは、田中の練習パートナーだ。現在は、年明けから一緒に練習している則本、辛島、井坂らとともに汗を流しているが、チームは31日から久米島入りしてしまう。
現段階では元球団広報部長で、田中のサポート役を務める佐藤芳記氏が練習相手となる。高校まで野球部に所属と経験はあるものの、日本を代表する右腕の剛速球に体が持つのか。同氏は「頑張ります…」と語ったが、歯切れは悪かった。
だが、マー君にとってはそれも想定内。兄貴分でもあるダルビッシュも、メジャー決定後、2月上旬は日本で練習していたこともあるだけに、キャンプ直前の渡米は珍しくはない。自分にあった環境で、ギリギリまでコンディションを整えていく。