ヤンキースは７日（日本時間８日）、田中将大投手（２５）の入団会見を米東部時間の１１日午後１時（同１２日午前３時）からヤンキースタジアムで行うと発表した。球団によると、会場となるのは約１２００人収容可能な「レジェンズ・クラブ」と呼ばれる特別会場で、当日は地元ケーブル局が会見の様子を中継する“ＶＩＰ会見”となる。

　鳴り物入りで入団する右腕にふさわしい豪華な舞台が整った。

　背番号「１９」のピンストライプに袖を通す田中がお披露目されるのは、試合前や試合後の会見で使用される一塁側の会場ではなく、本塁後方にある「レジェンズ・クラブ」。８３６平方メートル以上の広さを誇り、約１２００人の収容が可能。試合のない日は結婚式などでも使われる特別な空間だ。

　今オフのヤ軍は田中のほかに捕手のマキャン、外野手のエルズベリー、ベルトランと大型契約を結んでいるが、３人が入団会見で使用したのはいずれも一塁側の会見場だった。田中の会見には米国人だけでなく、日本人の報道陣も大挙してやってくる。田中がいかに別格の扱いであるかは一目瞭然だ。

　米メディアによると、当日の会見の様子は地元のスポーツ専門ケーブル局「ＹＥＳネットワーク」が中継するという。同局はすでに前日１０日（同１１日）のゴールデンタイム、午後７時から田中が昨年６月９日に先発登板した巨人戦の放送を決めている。地元ファンにとっては２日連続のタナカ・デーとなる。

　９日にニューヨークに向けて出発する田中。熱狂的なヤ軍ファンが、お披露目を待ちわびている。