マー君、実戦モード!21日にも登板へ
「ヤンキース春季キャンプ」(18日、タンパ)
ヤンキース・田中将大投手(25)は18日(日本時間19日)、キャンプ地のフロリダ州タンパで渡米後3度目のブルペンに入り、35球を投じた。持ち球全6種を投げて投球後には捕手と球種ごとのサインを確認。実戦モードに向けて1段階ギアを上げ、早ければ21日(同22日)にもフリー打撃に登板する。
最高気温24度、快晴無風。初夏のようなフロリダの気候の中、3日ぶり3度目のブルペンとなった田中がマウンド上でスイッチを入れた。
「今日は投げてみて、そこそこ力を入れて投げられるな、と。1、2回目に比べて自分でも力が入ってきてると思った。いいことだと思う」
いつものようにフォーシームから入ると、カーブを初試投。テンポよく、ツーシーム、カットボール、スライダー、スプリットと続け、持ち球全6種を投げ込んだ。「前回よりもよかった。変化球も今日が一番よかった。特にコントロールですね」。投球後は通訳を介することなく、捕手と球種ごとのサインを確認し、実戦モードにまた一歩近づいた格好だ。
キャンプ期間中の変化球への取り組み。「全体的に投げていって感じを確認していければいいかな、と。この球種をどう、というふうには考えていない」。特定の球種にこだわるつもりはないが、昨季初めて投げたカットボールに手応えを感じていることを明かし、「選択肢としてあっていい」と話した。
20日(日本時間21日)からイチローら野手組がキャンプに合流。次回のマウンドは21日(同22日)を予定しているが、ロスチャイルド投手コーチは「体の状態次第だが、フリー打撃に登板する可能性はある」と話した。