イチロー、ジーター引退表明にしみじみ
ヤンキースの主将で、現役最多の通算3316安打のデレク・ジーター内野手(39)が19日、フロリダ州タンパの球団施設で今季限りでの引退を表明した。イチロー外野手(40)、田中将大投手(25)らチームメートも会見を見守った。ヤ軍の野手組は20日にキャンプインする。
自身のフェイスブックで、今季限りでの引退を発表してから1週間。ジーターが会見に臨んだ。
「今がその時だと思いました。十分にプレーした。ヤンキースでプレーすること以上に素晴らしいことはない」。フロント陣、キャンプに参加する選手全員が見守る中、言葉をつないだ。「これは引退会見ではない。自分にはもう1年残っている」と、最後の1年にかける気持ちを強調した。
見守ったイチローは「(引退が)ホントなんだと思いました」としみじみ。引退を知ったのは渡米前。「びっくりしました。ま、フェイスブックをやっていたことが一番びっくりしました」。メジャー20年目を迎えるジーターと、14年目のイチロー。互いに尊敬し合うベテラン2人がキャンプを迎える。