マー君、初登板決定も「調整の一環」

 「ヤンキース春季キャンプ」(26日、タンパ)

 気持ちの高ぶりは見えなかった。オープン戦初登板が3月1日(日本時間2日)のフィリーズ戦に決まったヤンキースの田中将大投手(25)は「マウンドに立つことは別に目標でもなんでもないのであくまでも調整の一環としてしか、考えてないですね」と淡々と話した。

 調整することと、結果を出すこと。「まずは自分の投球スタイルで投球できれば。それで抑えることが一番いい」。オープン戦の予定登板数は6試合。「いろんなことを経験できればいいですけど、予期せぬ出来事というのは経験したくてもできないのでわからないです」と自然体を貫く構えだ。

 実戦デビューを3日後に控えたこの日はブルペンで直球にスライダーやスプリット、チェンジアップを交ぜて29球。投球後には15日のキャンプ初日以来となる1マイル(約1・6キロ)走にも挑戦し、「無理、無理。また4周だよ」と言って周囲を笑わせた。

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