イチロー23年目初オープン戦は2タコ
「オープン戦、ヤンキース2‐8パイレーツ」(27日、タンパ)
今季初のオープン戦に「3番・右翼」で出場したヤンキース・イチローは「新しいことなんて一つもない」と前置きしながら、「練習ではできない練習ができる。練習で100回やってもゲームの1回には…(かなわない)。中身が全然違う」と振り返った。
昨年9月29日以来となる実戦は2打数無安打。もっとも緊張したのは打席に入る直前だったという。「心拍数がちょっと上がる」。常々、1スイング目の難しさを口にしているが、左飛に倒れた初回の打席を「気持ちいいとは言えないけど、へんな感じではない」。四回1死二塁の場面の二ゴロを「振りたくない球。止まりたかった」と悔しがった。
守備では2つの飛球をきっちり処理。この日の収穫には「打席はもちろんそうだし、守備でもちゃんと打球が飛んできた。その事実ですね」とイチロー。プロ23年目の開幕に向けて感覚を研ぎ澄ましていく。