マー君を311発男ハワードも警戒
ヤンキースの田中将大投手(25)のオープン戦2度目の登板が6日(日本時間7日)のフィリーズ戦に決まった。初登板から一夜明けた2日、ジラルディ監督が発表した。初先発で3イニングもしくは、50球を予定。出場が濃厚な敵軍の主砲ライアン・ハワード内野手(32)は本紙に“研究済み”であることを明かし、「対戦が楽しみ」と話した。
米メディアもこぞって絶賛したオープン戦初登板の翌日、田中は約40分、キャッチボールなど軽めのメニューをこなした。練習後は肩の張りを感じていることを明かしながら「今までと変わりはないです」と話した。
オープン戦戦2度目の登板は6日のフィリーズ戦に決まった。中4日のマウンド。初めて先発を任される。
相手は前回と同じフ軍だが、場所は本拠地ではなく敵地。相手打線に主力級が顔をそろえることは確実だ。
デイリースポーツの取材に応じたのは、フ軍の主砲ハワード。「対戦が楽しみですね」。メジャー通算311本塁打。身長193センチ、体重109キロの体が生み出すパワーは規格外。06年と08年に本塁打と打点の2冠を獲得し、09年にも打点王に輝いたメジャー屈指の強打者だ。
「(田中が投げた)きのうの試合はパソコンで見ていた。直球がとてもよかった。常に92マイル(約148キロ)が出ていたし、中には94マイル(約151キロ)もあった。スプリットも何球か見たけど、同じ腕の振りで安定した投球フォームが印象的でしたね」。すでに予習を済ませていることを明かした。
田中の登板は3回、もしくは50球の予定。ハワードのほか、ロリンズ、アットリー、バードら、実力者たちとの対決。メジャーを肌で感じるにはこの上ない相手が待っている。