川崎の守備でビデオ判定 ブ軍が初利用
米大リーグは3日、今季から適用範囲を大幅に拡大するビデオ判定の運用をオープン戦で始め、ブルージェイズのギボンズ監督がフロリダ州リーカウンティーでのツインズ戦で審判員に審議を求める「チャレンジ」を初めて利用した。
六回2死二塁でツインズ打者の遊ゴロをさばいた川崎が一塁へ高く送球した。一塁塁審は一塁手の足がベースから離れたとしてセーフと判定。ギボンズ監督が「(ビデオ判定に)適したプレーだと思った」と審議を要求した。審判員が約2分半かけて映像を管理するニューヨークと連絡を取って確認したが、判定は変わらなかった。失策となった川崎は「時代は変わった」と苦笑いだった。
本塁打に限定されていたビデオ判定の対象が今季からはストライク、ボールの判定などを除いたほとんどのプレーに広がる。監督は1試合で1度「チャレンジ」の権利を与えられ、判定が覆れば2度目が要求できる。AP通信によると3日は3試合で運用された。