松井臨時コーチ「いい時間いい経験」
ヤンキースのキャンプ(フロリダ州タンパ)に臨時コーチとして参加していた松井秀喜氏が4日、最終日を迎えた。初めて臨時コーチとして参加した古巣のキャンプ。野手組と同じ2月20日に合流した松井氏はこの日までの13日間を振り返り、「楽しく練習に参加できた。懐かしさとともにいい時間を過ごせたと思っています。いい経験になった」と話した。
同じく臨時コーチを務めた巨人のキャンプのように選手を直接指導するシーンなどはなかったが、日々の選手の練習をサポート。「ユニホームを着てグラウンドに出ると気持ちは野球人。野球を見る目はそんなに変わらない」。屋外でのフリー打撃には5度登板した。
フィールド内外では今季限りでの引退を表明しているジーターらと旧交を温め、イチロー、黒田、田中とも交流した。メジャー1年目の田中については「いろんなものを背負っている感じはしなかった。彼のペースの中ですべてできているという印象を受けました」と話した。
今月末の打ち上げ前に再合流する可能性を口にした松井氏。将来のプランには「なんとも言えない。わかりません」と依然として白紙であることを明かした。