「オープン戦、レンジャーズ８‐２レッズ」（１０日、サプライズ）

　レンジャーズのダルビッシュがレッズ戦に先発登板し、５回を５安打２失点で勝利投手となった。予定より１７球も少ない４８球で４回を投げ、もう１回を追加した。「経済的だった」と評したのはワシントン監督。昨季、球数の多さを指摘された右腕が新しいスタイルを見せた。

　打者１８人に対して得意のスライダーは数えるほどしか投げず、直球系のボールを続けた。２巡目にツーシームを打たれて２点を失ったが、スライダーに頼ることは一度もなかった。「直球系で、打ってくださいという感じで、初球から打たせにかかる投球をしたいと思って」と振り返る。

　奪三振は１個だけ。「シーズンに入って（一つの）バリエーションになってきたら面白くなる。チームもイニングを投げてほしいと思う」と明快に語った。３年目の戦いに向け、投球の引き出しを増やすことに余念がない。