イチ悪球打ち凡打も「ヒットにできる」

 「オープン戦、ヤンキース8‐1レッドソックス」(18日、タンパ)

 ヤンキースのイチローはレッドソックスとのオープン戦で、2試合連続の適時打を放った。二回無死一、二塁の場面で、内角142キロの直球を右中間へ運んだ。

 らしさを見せたのは三回だ。カウント2‐2から、内角低め、地面すれすれに沈んだツーシームを打ちにいった。打球は一塁手正面のゴロで「オッケーじゃないですよ。ヒットになってないんだから。(ヒットに)できる球ではあるよね」と残念がった。シーズンに近い感覚で打席に立っている証拠だ。

 開幕まで2週間。イチローは「オープン戦だから何かを(試しに)やるという感覚はない。よく聞くけど、僕はしない。ゲームになると絶対にできないことですから」と言い切る。シーズンに向け、感覚を研ぎ澄ましていく。

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