イチロー「1番・中堅」で初の固め打ち
「オープン戦、パイレーツ2‐4ヤンキース」(27日、ブラデントン)
ヤンキースのイチロー外野手(40)は「1番・中堅」で出場し、四回に左前適時打を放つなど4打数3安打1打点で、2得点を記録。オープン戦出場16試合目で初の固め打ちを披露した。
初回と四回はいずれも追い込まれながら左前へ運び、二回は三遊間への内野安打。3安打目は適時打となり、自身も2度生還した。開幕を5日後に控えての好結果。しかし、イチローは「(感じていることは)あるけどお伝えすることではないです」と多くを語らず。
打撃について力説したのは2週間前のことだ。「バッターは、打つ前に(球を体で)捉えているかどうか、そのあと、コンタクトしたときにどうか。わかりやすく言えば、この2段階ですね」。ここまでの打率は・255だが、最近7試合は・391。イメージに近い打撃ができている証拠だ。
現在の位置づけは控え外野手。しかし、正中堅手のエルズベリーが右足の張りで調整が遅れている。選手の起用は首脳陣の判断。メジャー14年目の開幕に向けてイチローが最善を尽くす。