イチロー、ビデオ判定“初黒星”

 「レイズ1‐5ヤンキース」(20日、セントピーターズバーグ)

 ヤンキースのイチロー外野手(40)がレイズ戦で二盗を試み、ビデオ判定で判定が「アウト」に覆った。イチローにとっては4度目のビデオ判定で“初黒星”となった。

 紙一重。審判の目で捉え切れなかったきわどいプレーはビデオ判定の結果、「アウト」となった。

 同点の延長十一回。39歳のジーターの代走として起用されたヤンキースのイチロー外野手(40)は1死からスタートを切った。

 敵軍捕手は強肩のJ・モリーナ。三振に倒れた前打者を含め、5つのけん制球を受ける厳戒態勢。「余裕でセーフになるなんてことはあの状況では無理」。それでも仕掛けたのは“前に進むことを期待されている選手”だからだ。

 塁審の「セーフ」判定に敵軍がビデオ判定を要求して「アウト」に。「できること?もっと早いスタート。それしかない」。今季出場15試合目で自身4度目のビデオ判定。チームは勝ったが、イチローが初めて“判定負け”を喫した。

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