ダルビッシュ6回3失点 勝利呼ぶ粘投
「アスレチックス3-4レンジャーズ」(21日、オークランド)
今にも崩れそうな場面でも、レンジャーズのダルビッシュの表情には余裕があった。二回の3失点で逆転された後、四球を出しても、足で揺さぶられても、決定打を許さない。6回を3失点でまたもレンジャーズに勝利を呼び込んだ。
自身の2勝目は成らなかったものの、「投球的にも、精神的にもすごく粘って投げられた」と振り返る。今季初めてリードした場面でマウンドに立ったが、二回に今季初本塁打を浴びるなどした。6連敗中のアスレチックスを相手に嫌な流れに陥ったが、ここからの投球が際立った。
三回1死二、三塁を切り抜け、四回2死満塁では4番ドナルドソンをスライダーで空振り三振に仕留めた。自身の登板4試合すべてでチームは勝ちをつかんでいる。