松坂先発星!2勝目も今後は再び救援役
「メッツ4-2ダイヤモンドバックス」(25日、ニューヨーク)
2日前の試合が雨天ノーゲームとなり、急きょ回ってきた先発マウンド。ただ数々の大舞台を経験してきたメッツの松坂大輔投手(33)は「ルーキーではないので慌てることはなかった」と落ち着いていた。今季初先発でしっかりと白星をつかんだ。
二回に2点を先制された。フェンスに当たった打球の処理を右翼手がもたつき三塁打にする不運があったが、「回も浅かった」とリズムは失わなかった。三回以降は1安打しか許さないほぼ完璧な内容。「必要最低限のことはできたと思う」と納得の表情を浮かべた。
定評のある打撃でも光った。二回2死一、二塁。バットを折りながらも左前に運び、自らを助ける適時打。「ヒットぐらいなら簡単に打てるもんですね」とおどけた。
コリンズ監督は今後の起用法について「中継ぎとしての存在価値が高い。現時点では(先発は)ないと思う」と、救援に戻す意向だ。難しい役回りをこなすベテラン右腕は、チームにとって欠かせない存在となっている。