ド軍ベケット野茂氏以来の快挙
「フィリーズ0-6ドジャース」(25日、フィラデルフィア)
ドジャースのジョシュ・ベケット投手(34)が25日、フィラデルフィアでのフィリーズ戦で無安打無得点試合を達成した。大リーグで今季初めて。
投球内容は打者30人に128球を投げ、6三振、3四球。試合は6‐0だった。
ベケットは2001年にマーリンズでデビュー。03年のワールドシリーズではヤンキースを破りMVPに選出された。レッドソックスに在籍した07年には20勝でア・リーグ最多勝となり、チームのワールドシリーズ制覇に貢献。12年にトレードでドジャースへ移った。通算135勝101敗。
ベケットは尻上がりに調子を上げ、最後はアットリーを速球で見逃し三振に仕留めると、チームメートから豪快に水をかけられるなど手荒い祝福を受けた。
球団公式サイトによると、ドジャースの投手としては1996年の野茂以来の快挙。「素晴らしいこと。(4度達成の)コーファックスたちに続くことができた」と素直に喜んだ。
34歳の右腕は昨年、腕の神経が圧迫される胸郭出口症候群に苦しみ、8試合に登板しただけで7月に手術を受けた。再び脚光を浴びる力投を見せ「多くのことに打ち勝ってきたと思う」と感慨深い表情だった。