ダルビッシュ 首の張りで登板回避

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が27日、首の張りのため同日のツインズ戦の先発登板を回避した。精密検査で骨や筋肉に異常は見られなかったため、投薬などで対処した。次回登板は28日の様子を見て決める見通し。

 球団によると、27日朝に本人が張りを訴え、処置を受けて多少の回復は見られたが、登板回避を決定。ミネアポリス市内で磁気共鳴画像装置(MRI)による検査を受け、寝違えによる張りを訴えた3月と症状は同じとされた。開幕前は故障者リスト入りした。

 ワシントン監督は「MRIではすべてが正常の範囲だった。日々、様子を見ていくことになる。あす彼の状態がどうなるかだ」と語った。

 症状についてダニエルズGMは「報告だと、春季キャンプの時よりは悪くない」と説明した。大事を取った措置であると強調したが、疲労蓄積の影響が表れやすい箇所に再び不調が出たことは今後に不安を残すものだ。

 開幕前、本人が不安を口にしたことがあった。その真意を「(神経障害を患った)腰や右脚のことがあったので、1年間やっていけるか分からなかった」と打ち明けた。

 先発陣に故障者が相次ぐ苦しい台所事情がチームにはある。もしダルビッシュまで戦線離脱となれば、その影響は計り知れない。

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