イチロー犠飛でメジャー700打点
「ヤンキース2‐7ツインズ」(1日、ニューヨーク)
ヤンキースのイチロー外野手(40)は「6番・右翼」で出場し、2打数無安打1打点。打率を・314とした。
二回の第1打席は1死一塁の場面で二ゴロ併殺打。1‐1の四回1死満塁の打席は一時は勝ち越し点となる中犠飛で、メジャー通算700打点を記録した。七回は遊ゴロだった。
満面笑みでこぶしをぶつけあった。1‐1の四回1死満塁の好機。イチローがワンストライクからの2球目、150キロ速球をセンターへ打ち上げた。
三塁走者のジーターがスタートを切る。相手中堅手の肩との勝負。「走れるランナーか、走れないランナーかで打ち方を変えるわけじゃない。打った後に『お願いします!』って思うだけ。あそこで足の遅い選手だったらチャンスがないわけですからね」。歯を食いしばってホームを駆け抜けた39歳をイチローが笑顔で迎えた。
これが決勝点となるはずだった。しかし、この日は守護神ロバートソンが大乱調。先頭打者への初球を左翼席へ運ばれるなど、2安打3四球5失点で地元ファンにブーイングを浴びながらマウンドを降りた。