イチローと青木、初対決でともに1安打
「ロイヤルズ2‐4ヤンキース」(6日、カンザスシティ)
ヤンキースのイチロー外野手(40)とロイヤルズの青木宣親外野手(32)。現在、メジャーに2人しか在籍しない日本人野手の初顔合わせ。試合前にあいさつに出向いた青木は「メジャーに来てイチローさんとプレーするのは1つの夢。うれしかった」と言って、喜びを表現した。
この日の2人の守備位置は同じ右翼手。打っては、ともに1安打。走塁では、青木が三回に二盗に失敗し、イチローが九回にけん制球で刺され、悔しい思いをした。
2人の交流の始まりは8年前、06年のWBCを戦ってから。青木を「かわいい後輩」と呼んだイチローは「(松坂)大輔とは全然違いますけど、単純に頑張ってほしいなと思う」とエール。メジャー3年目の青木は「存在が際立っている。メジャーでやっていくのは大変。実際に体験してみて、すごい人だと思った」と、メジャー14年目の大先輩に敬意を表した。