「インディアンズ３-５ヤンキース」（７日、クリーブランド）

　また猛打賞だ。前日に約３カ月ぶりに１試合３安打を記録したヤンキース・イチロー外野手（４０）が、１２年９月１９日・ブルージェイズとのダブルヘッダー以来となる２戦連続猛打賞だ。

　二回は左前打でつないで２点目をアシストすると、三回１死一、三塁の場面はカウント１‐２から一塁適時内野安打。一塁へ駆け込んだ際に二塁手と交錯しかけたが、「ぶつかったとしても僕はけがをしない。するとしたら当たられた方」。２０試合ぶりのタイムリーを涼しい顔で振り返った。

　七回の３安打目も追い込まれてからの二塁内野安打。約２年ぶりの連続猛打賞には「そんなこと説明いりますかねぇ」と関心を示すことはなかった。

　チーム唯一の３割打者。“第５の外野手”として開幕を迎えたが、すでにソリアーノは戦力外、ベルトランは故障がちでＤＨ専任。今や右翼は指定席だ。打順は依然として下位だが、指揮官は好調な打者の打順を変える傾向にある。１番復帰の可能性は十分にある。