カブス和田、キラリ5回1失点デビュー
「レッズ6‐5カブス」(8日、シンシナティ)
カブスの和田毅投手(33)はレッズとのダブルヘッダー第2試合に先発でメジャー初登板し、5回5安打1失点(自責点0)と好投したが、チームは逆転負けし初勝利はならなかった。
渡米3年目でたどり着いた晴れ舞台だった。和田がメジャーデビュー戦で好投。救援陣が崩れて勝利こそ逃したものの、緩急を駆使する持ち味を発揮した。
日本球界で通算107勝を挙げている左腕は、メジャーに挑戦した一昨年5月に左肘を手術するなど苦難続きだった。「この舞台、このマウンドに立ちたい思いでここまで来た」と、感激の言葉がほとばしった。
今回はダブルヘッダーの日に限って1人多く選手登録できるという規定によるベンチ入りだった。9日には傘下の3Aに戻る。レンテリア監督は今後の方針について明言しなかったが、和田本人は「きょうのことを忘れずに、また明日からやっていきたい」と爽やかに誓った。