上原、球宴初選出で当初からの目標達成
米大リーグは9日、オールスター戦(15日・ミネアポリス、ターゲット・フィールド)に選出されていたヤンキースの田中将大投手(25)が故障者リスト(DL)入りしたことを受け、レッドソックスの上原浩治投手(39)が選ばれたと発表した。上原はメジャー6年目で初出場となる。
上原は大リーグに挑戦したときに最低5年間はメジャーでプレーすること、ワールドシリーズで優勝、そして、オールスター戦出場も目標の一つに設定していた。
シーズン途中から抑えを任された5年目の昨季は、ワールドシリーズ制覇も経験するなど節目の1年になった。しかしオールスター戦では、各リーグ最後の1人を決めるインターネット投票の候補になりながら落選。「球宴に出られる最初で最後のチャンス」との夢はかなえられなかった。
米球界屈指の抑えの座を確立した今年は選出が確実視されたが、6月下旬の不振が響いて選手間投票で選ばれなかった。他球団の選手とのバランスで監督推薦からも外れていたものの、代替要員の1番手に挙げられていた。一つ一つ目標を達成してきた上原に吉報が届いた。