青木、プロ初DHでサヨナラ打!
「ロイヤルズ2‐1インディアンス」(24日、カンザスシティー)
時計の針は午後11時半を回っていた。延長十四回、ロイヤルズの青木が1死二塁から左前へはじき返し、熱戦に決着をつけた。サヨナラの走者が生還すると雄たけびを上げ、一斉にベンチを飛び出してきたチームメートにもみくちゃにされた。
ブルワーズ時代の同僚だったアクスフォードに対し「真っすぐ一本に絞った。カーブが来たらしょうがない」と打席へ入り、フルカウントからの約154キロを捉え、メジャー2度目のサヨナラ打に。最後まで残っていた地元ファンに歓喜をもたらした。
この日はプロ入り後初めて指名打者で出場した。4打席目までは無安打。「DHだったので、あそこで何とか打たなきゃ」と必死だった。2試合連続複数安打の後の殊勲の一打に表情は明るかった。