球児、無安打0封にも不満「最悪」
「カブス0-4レイズ」(9日、シカゴ)
カブスの藤川球児投手(34)は9日、レイズ戦で0‐4の九回に登板し、無安打無失点。右肘じん帯修復手術から復帰した6日に続いて無安打に抑えた。
イメージには程遠かった。14球のうち7球がボール。制球に苦しみながらの3人斬りに藤川は「結果が一番。でもホッとはしてない。」と心境は複雑。マイナーでのリハビリ登板も含めて「きょうは最悪」とまで言った。
先頭打者への6球のうち3球がワンバウンドになった。「体が横振りになっていた。体が前に行かず横に回ってボールが制御できない。(右)腕の出方が自分の好きな感じではない」。制球難の理由を説明した。
六回に1度、八回に2度。ベンチの指示で計3度、肩をつくった。出番が読めない状況で待機するのは約10年ぶりだ。「悪い中で結果が出たことはマイナスではない。『次に行ける』というのはすごく重要」。グラブを顔の高さまで上げる新フォームで完全復活を目指す。