マー君、球場通路でキャッチボール
雨ニモマケズ‐。右肘の故障から復帰を目指すヤンキースの田中将大投手(25)は12日、遠征先のボルティモアで2日連続となるキャッチボールを行った。朝から大雨でオリオールズ戦の中止が早々に決定。雨が降り続くグラウンドを避け、球場のコンコースでボールを投げた。
ロスチャイルド投手コーチを相手に約15分間取り組み、距離は90フィート(約27メートル)を25球、故障後最長となる120フィート(約37メートル)を25球投げた。
7月10日に右肘靱帯(じんたい)の部分断裂が発覚した田中将は、今月4日からキャッチボールを再開。最長距離を60フィート(約18メートル)から始め、順調に延ばしている。13日もキャッチボールを行う予定で、問題がなければ近日中に平地で捕手を相手に投げる見込み。その後はブルペンでの投球練習を経て、実戦的な調整に入る。
球団首脳はルーキー右腕の復帰が9月中になると話している。いまは一歩一歩、着実なステップを踏んでいる。