岩隈0封で11勝目!マ軍貯金10
「マリナーズ2-0ブルージェイズ」(13日、シアトル)
マリナーズの岩隈久志投手(33)はシアトルでのブルージェイズ戦に先発し、七回2死までを無得点に抑えて11勝目(6敗)を挙げた。試合は2‐0でチームは4連勝。貯金を今季最多の10とした。
岩隈が、七回2死までブルージェイズ打線を無得点に抑え、チームに2007年以来の貯金10をもたらしてみせた。この日は微妙な制球力がなかったといい「開き直って思い切り投げた」と言う。
それを象徴していたのが、川崎との日本選手対決。四回2死二、三塁のピンチで真っすぐの威力が明らかに増す。フルカウントから投じた6球目は約150キロ。空振り三振に仕留めた。これを機に、五回以降は内野安打1本。その中で「同じリズムにならないようにいろいろ考えながら投げていた」と岩隈らしい緻密さも光った。
チームは4連勝で、ここ9試合は8勝1敗と勢いを増している。「こうやってチームも乗ってきて皆が同じ気持ちで戦っている。一戦一戦大事に戦っていきたい」と選手全員の気持ちを代弁した。