和田“完封星”幻に 五回裏から再開へ
米大リーグ機構(MLB)は20日、ジャイアンツの異議申し立てを支持し、カブスが五回表降雨コールドゲームでジャイアンツに勝ち、和田毅投手が3勝目を挙げていた19日の試合をサスペンデッドゲームとすると発表した。試合はシカゴで21日午後4時5分(日本時間22日午前6時5分)開始で五回裏から続行される。和田には勝利投手の権利がある。
19日は五回表終了時に大雨となり、約4時間半後にコールドゲームが宣告され、カブスが2‐0で勝利を挙げた。ジャイアンツの申し立てを受けて調査したMLBは、防水シートが速やかに張られなかったのは、ホーム球団の管理が悪かったためとしてコールドゲームを取り消した。
和田は19日の試合で五回まで6安打無失点と好投。21日の続行試合では登板せず別の投手が投げる。カブスがリードを守りきれば、3勝目となる。初完封が幻となった和田は「残念ですが、勝った状態で始まるのでチームを応援するしかない」と苦笑いを浮かべながら言った。