球児メジャー最長2回0封3三振
「カブス3-8ジャイアンツ」(20日、シカゴ)
カブスの藤川球児投手(34)はメジャー最長の2回を投げて3三振を奪うなど無得点に抑え「他の投手を休められたのは良かった」と淡々と話した。
2‐8の八回に4番手で登場。先頭の代打デュバルを「投げる瞬間だけ力を入れて投げた」という変化球で空振り三振に仕留める。1番パガンを打ち取った後、続くペンスを「今日は良かった」と自賛した力のある速球で空振り三振に。
わずか9球で八回を投げ終えたところでレンテリア監督が続投を打診する。藤川は「自分はそういう仕事なので、受け入れて頑張るしかない」と九回もマウンドへ。2安打を許しながらも無失点でしのいだ。
昨年6月に右肘を手術し、今月6日に復帰したばかり。「腕を振っても球がいかない」と正直に漏らす一方で「腕を振らないと強くはならないので、投げながら鍛える」と覚悟を決めている。