マー君「収穫ない」実戦形式で49球
ヤンキース・田中将大投手(25)が28日(日本時間29日)、右肘痛で故障者リスト(DL)入り後、2度目となる実戦形式の打撃練習に登板した。スプリットやスライダーなど、変化球を交えて3回49球を投げたが、ぶ然とした表情で「全然何もよくなかった」と言い放った。
前回の35球から球数は増えたが、痛みの再発防止のために取り組んでいる新フォームの感触や制球などすべてにおいて納得できず、「収穫はそんなになかった」と振り返った。
一部の米メディアは9月12日を戦列復帰のXデーと予想。しかし本人は「とてもじゃないけど投げられるとは思ってません、こんな状態で。シーズン中の復帰はまだまだ自分の中では近いと思っていない」と言い切った。
投球を見守ったジラルディ監督は戦列復帰までに最低2回の“リハビリ登板”が必要と言った。それを伝え聞いた田中将は「(復帰が)無理ならノーってはっきり言わなければいけないと思う。それは首脳陣の考えであって投げるのは僕」。投げ込みの必要性を口にしながら「慎重にしっかりやっていくことが大事」と話した。