川崎、メジャー屈指の救援からV打
「ブルージェイズ4‐3ヤンキース」(8月31日、トロント)
本塁打攻勢で追い付いたブルージェイズに勝ち越し点をもたらしたのは、川崎の単打だった。3‐3の七回2死二塁、高めの156キロを満身の力で右前に運んだ。「みんながいい流れをつくってくれた。その流れに乗った。打ったのは僕ですけどね」とヒーローの口元がほころんだ。
ヤンキースのベタンセスは203センチの長身から160キロ近い速球と大きなカーブを投げるリーグ屈指の救援投手。川崎は「とにかく前に飛ばすだけ」と攻撃的だった。
試合終了後には日本のテレビ局によるインタビューにも関わらず、すべて英語で受け答え。クラブハウスに戻っても、英語で「残り1カ月は気にせず、試合を楽しむだけ」と、テンションは上がりっぱなしだった。