右肘痛で故障者リスト（ＤＬ）入りしているヤンキースの田中将大投手（２５）が６日（日本時間７日）にブルペンで投球練習を再開することが決まった。ジラルディ監督が４日（同５日）、試合前の会見で明らかにした。

　田中将は故障後２度目となる実戦形式の打撃練習の登板翌日の８月２９日（同３０日）に右腕全体に張りを訴えて、リハビリの予定を変更。ブルペン入りは９日ぶりとなる。

　シーズン残り２４試合。田中将の復帰時期が注目されるが、指揮官は「ブルペンで投げた後の状態を見てから」とシート打撃の登板さえも明言せず。

　しかし、日程的にシーズン中の戦列復帰が微妙なことを問われると「どこかで投げさせる。彼は投げなければならない」と断言し、１０月にフロリダで行われる教育リーグでの登板を示唆した。痛みを再発させれば手術の可能性が高いだけに「来年の春（キャンプ）まで待つことはできない」と話すなど、“年内”に実戦登板後の右肘の状態を確認して来季の見通しを立てたい意向を示した。