青木4打席連続出塁!ロイヤルズ下克上

 「ア・リーグ地区シリーズ・第3戦、ロイヤルズ8-3エンゼルス」(5日、カンザスシティー)

 ロイヤルズは5日、エンゼルスとのア・リーグ地区シリーズ第3戦を8‐3で制し、3連勝で29年ぶりのリーグ優勝決定シリーズへ進んだ。「2番・右翼」で出場した青木宣親外野手(32)は、反撃の口火となる左前打や中前適時打を放つなど3打数3安打1打点で勝利に貢献した。また、オリオールズは2‐1でタイガースに勝って3戦3勝とし、17年ぶりに同シリーズに進出した。

 ロ軍の守護神ホランドが最後の打者トラウトを空振り三振に打ち取ると、ベンチに下がっていた青木が先頭を切ってマウンドへ突進した。同僚たちと抱き合うと「点差の開いた状況で終盤を迎えたんで、ある程度勝つことは確信していましたけど、勝ってホッとしています」と、顔をほころばせた。

 1点を先取された1回1死から左腕ウィルソンの内角低め直球をライナーで左前へ。この安打から2死満塁と好機を広げると、6番ゴードンが走者一掃の逆転二塁打。「取られた直後に点を取ったことが勝ちにつながった。きょうは全部出塁することができたし、いい打席が続いた」。第2打席で四球を選んだ後、第3、4打席は二塁内野安打、中前打と得点につなげた。

 2012年のワイルドカードゲーム創設以降、ア・リーグでWCから地区シリーズを勝ち抜くのは史上初。10日から敵地で始まるリーグ優勝決定シリーズは、オリオールズと対戦する。3度目のシャンパンファイトで“美酒ぬれ”になった青木は「キャンプから、今年は絶対世界一を取りたい思ってやってきた。あと2回できるように頑張ります」と誓った。

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