青木、初の大舞台「気持ち入ってきた」
「ワールドシリーズ、ロイヤルズ-ジャイアンツ」(21日開幕、カンザスシティー)
ワールドシリーズが21日(日本時間22日)に開幕する。青木宣親外野手(32)が所属するロイヤルズと、ジャイアンツの、ともにワイルドカードから勝ち上がってきたチームが対決。20日は両軍が練習し、打撃練習などで汗を流した。ロイヤルズは29年ぶり2度目、ジャイアンツは2年ぶり8度目の頂点を目指す。
初めて臨むワールドシリーズの舞台。青木は気持ちの高ぶりを抑えられなかった。本拠地で行われた記者会見では、「気持ちが入ってきた。攻めの姿勢を変えずにやっていきたい」と意気込みを語った。
「もちろん緊張はするけど、その緊張感が集中力を高めてくれる。この雰囲気を味わいながら最高のプレーが見せられると思う」。ワイルドカードゲーム、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズと、ポルトシーズン8戦全勝で勝ち上がってきた。青木自身、8試合で打率・259だが、ここ5試合では14打数6安打と当たっている。その自信が言葉ににじんだ。
ジャイアンツとは8月8~10日の3連戦で3連勝した。青木は同カード第3戦に2打数2安打1打点、3盗塁と大暴れしたとあって「いいイメージをもってプレーしたい」とポジティブ思考を口にした。
相手先発はエース左腕のバムガーナー。8月8日の対戦で2打数無安打に抑えられるなど、通算成績は13打数無安打と相性は悪い。しかし、青木は「いい当たりはあった。絶対につけ入る隙はあると思う。いいピッチャーとは思ってないです。思いたくない。今までのことは関係ない」と、強い気持ちをのぞかせた。