ペレスだめ押し打!事故死の親友に捧ぐ

 「ワールドシリーズ第5戦、ジャイアンツ5-0ロイヤルズ」(26日、サンフランシスコ)

 大リーグのワールドシリーズは第5戦が行われ、ジャイアンツがロイヤルズに5-0で快勝。対戦成績を3勝2敗とし、2年ぶり8度目の優勝に王手をかけた。

 ジャイアンツのフアン・ペレス外野手(27)は、親友の死に涙をこらえながら貴重なダメ押し点をたたき出した。この日の試合中に明らかになったカージナルスの新人外野手、タベラスの交通事故死。同じドミニカ共和国出身でウインターリーグでともにプレーしたペレスは「タベラスが死んだ、と話しているのが聞こえた」と試合中にこの訃報に接し、ベンチ裏で涙したという。

 その直後の六回に代走出場。2点リードの八回1死一、二塁では、中堅フェンス直撃のダメ押し2点適時二塁打を放った。試合後は「本当につらい。人生は何が起こるかわからない」と声を詰まらせ、自身のツイッターへは「あの二塁打をオスカー(タベラス)へささげる。楽しかった時間は忘れない。神のご加護を」と書き込んだ。

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