FAの青木にオリオールズ興味

 シーズン終了を受け、WSを第7戦まで戦い抜いた青木宣親外野手(32)もロイヤルズからFAとなった。10月30日までの米放送局ESPN(電子版)はオリオールズが獲得に興味を示していると報道。ロ軍も残留を要請する方針で、29年ぶりのWS進出に貢献した好打者の動向に熱視線が注がれそうだ。

 WSから一夜明けたこの日、青木は本拠地カウフマンスタジアムでのファン感謝イベントに参加。「最高に悔しくて、最高に楽しかった」とシーズンを振り返ったが、米メディアは既に青木の去就について議論を開始。青木自身も「まだ考えてない」としながらも「もちろん、強いところでやるに越したことはない」と来季に向けて思いを巡らせた。

 米放送局CBSスポーツ(同)は今季年俸150万ドル(約1億6350万円)だった青木について「ロ軍には安い買い物だった。青木はもう少し高く評価するチームを探すだろう」と移籍の可能性を指摘。ただ、ロ軍の評価も高く、米メディアには「残留」と見る向きも多い。

 「ワールドシリーズは出た人にしか分からないものがある。間違いなく、自分の野球人生がいい方向にいくと思います」。ロッカー整理を終え、しみじみと語った青木。メジャー4年目はどのユニホームで世界一を目指すのか。熟考を重ねるオフとなりそうだ。

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