イチ新代理人を直撃!来季契約に自信
大リーグのGM会議が11日(日本時間12日)からアリゾナ州フェニックスで始まる。10日はヤンキースのキャッシュマンGMらが現地入り。ヤ軍からフリーエージェント(FA)となっているイチロー外野手(41)が新たに代理人契約を結んだジョン・ボッグス氏はデイリースポーツの電話取材に応じ、同選手の来季の契約について自信を示した。
自信に満ちあふれた声だ。サンディエゴのオフィスから電話取材に応じたボッグス氏は「イチローには交渉のテーブルに乗せる材料がたくさんある」と言い切った。
メジャー3千安打まであと154本としている、その打撃技術。守備や走塁に関してもしかりだ。10月に41歳を迎えたが、けがとは無縁の強じんな肉体。代理人歴28年を誇り、殿堂入りした故トニー・グウィン氏やドジャースのA・ゴンザレスの契約をまとめてきた同氏は「スポーツ界を見渡してもこれほどまでに良好な状態を保ち続けているアスリートは見当たらない」と断言する。
イチローのセールスポイントはまだある。今季の打率・284を挙げて「不規則な起用法の中で結果を残すことは簡単なことではない。この数字は困難な状況をも好転させる力があることを証明している」とも言った。
現在は球団と会話を継続している段階だという。イチローの本格交渉については「11月末から12月にかけてになるのでは」と同氏。「イチローがどのチームに最もフィットするのかを見極めて契約したいと考えている」。メジャー15年目を前にしての代理人変更はイチローの来季に懸ける気持ちの表れだ。「とても光栄に思います」。ボッグス氏も強い気持ちで交渉に臨む。