球児Bジェイズ浮上!鳥谷とともに候補
大リーグの球団首脳や代理人らが一堂に会するウインターミーティング第2日が9日(日本時間10日)開かれ、ブルージェイズが、カブスをFAとなった藤川球児投手(34)の獲得を検討していることが明らかになった。来季もメジャーでのプレーを希望する藤川にとって、明るい光が見えてきた。
藤川の来季所属先にブルージェイズが浮上した。あるメジャー関係者は「リリーフ陣の整備が課題であるブルージェイズのリストに名前が挙がっているようだ」と証言した。
今季、ア・リーグ東地区3位に終わったブルージェイズはリリーフ陣の強化が最優先課題となっている。同関係者は「まずはクローザー。そこが決まった後、40人枠の兼ね合いを見ながらリリーフ投手の獲得を進める」とし、その候補に、藤川の存在があることを示唆した。
藤川は12年オフに阪神からカブスに移籍した。守護神として期待されたが、13年5月に右肘靱帯(じんたい)を断裂して手術。1年以上に及ぶリハビリを経て、今年8月にメジャー復帰した。今季は15試合登板で0勝0敗0セーブ、防御率4・85。カ軍が来季契約の選択権を行使せず、オフにFAとなった。
ブルージェイズは、阪神から海外FA権を行使し、メジャー移籍を目指す鳥谷敬内野手(33)を正二塁手として獲得することを検討している。今後の状況次第では、藤川と鳥谷の「W獲り」となる可能性もある。