ダル初日から貫禄ブルペン44球
日本選手6人が21日(日本時間22日)、フロリダ、アリゾナ両州でキャンプインし、シーズンに向けてスタートを切った。レンジャーズのダルビッシュ有投手は藤川球児投手とキャッチボールを行い、ブルペンで44球を投げた。
レンジャーズのダルビッシュが、キャンプ初日から貫禄の投球練習を見せた。チェンジアップなども試しながら44球を投げ「真っすぐの感触も良い。低めに切れのある球がいっていたと思うので非常に満足している」と振り返った。
目を引いたのは、力みが一切ない投球フォーム。「無駄がなかったら、動作というのはゆっくり見える。昔の一番良いときはそうだった」。昨季終盤、右肘の炎症で戦線離脱して以降、体の強化とともにシンプルな投げ方に取り組んだ。イメージするのは日本で沢村賞に輝いた2007年の「形」だ。
昨年は腰の不安を抱えてのキャンプインだったが「今年はしたいことをやって、満足できる状態で来ている。納得できる初日だった」。最後まで口も滑らかだった。