“イチロー先生”に特別Wロッカー
新天地のマーリンズで今季に挑むイチロー外野手(41)が、キャンプイン前日にフロリダ州ジュピターの球団施設で自主トレを行った。ヤンキースの田中将大投手(26)は守備練習などで軽めに練習し、ジャイアンツの青木宣親外野手(33)はキャッチボールなどで汗を流した。
イチローが新天地に合わせて道具の色を一新した。グラブは黒から球団カラーのオレンジ色に。バットの色も黒からメジャー移籍後初となる白に変えた。
クラブハウスでは“特別ロッカー”を使用する。他の選手は背番号順に時計回りでロッカーを1個ずつ与えられているが、球団最年長のイチローは背番号に関係のない角の位置で、しかも2個。
「広いスペースにしたのは、どの選手からも見やすくするため。若い選手にはイチローの準備の仕方や振る舞いを見て、多くのことを学んでもらいたい。お手本にしてほしい」と球団関係者は説明した。
この日のイチローは白いTシャツで施設入り。胸にはデフォルメされた自身のイラストとともに「おうえんしてくださいなんて~いわないよじぇったい~」と1月の入団会見のコメントをもじった言葉。しかし、背中には「応援よろしくお願いします」という“ツンデレ仕様”だ。
練習後は声援を送り続けてくれたファンのために即席サイン会を実施。早くも人気者になっていた。