ダルが初フリー登板で納得30球
レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)が25日、今キャンプで初めてフリー打撃に登板した。マイナーの打者を相手に30球を投げ、順調な調整をうかがわせた。
ダルビッシュが実戦登板に向け、順調に階段を上っている。キャンプ5日目のこの日はフリー打撃に初めて登板し、マイナー選手を相手に切れと迫力の増した投球を見せつけた。
打者はお手上げといった感じで苦笑いを浮かべた。ユニホームを着た打者に投げるのは、右肘を痛めた昨年8月以来。のべ6人との対戦で変化球を交えて30球を投げ、まともなスイングは許さなかった。
右腕は「制球もすごく良かったし、球に力もあった」と納得。ブルペンで投球フォームの無駄な動きを省くように努めてきたことで「力まなくていいところを力まずに投げられている。結果的に(切れが)向上している」と喜んだ。
ことしのキャンプイン時の体重は約101キロ。腰の不安で満足な筋力トレーニングができずに迎えた昨年と比べ、体脂肪率は変わらずに3キロ以上も増えたという。肉体の充実とともにメジャー4年目の期待は膨らむばかりだ。