「練習試合、マーリンズ７-１マイアミ大」（３日、ジュピター）

　マーリンズのイチロー外野手（４１）は３日、マイアミ大との練習試合に「６番・右翼」で出場。二回の第１打席に四球を選び、三回の守備から交代した。この日からオープン戦が各地で始まり、ジャイアンツの青木宣親外野手（３３）はアスレチックス戦に「１番・中堅」で出場し、３打数１安打、１盗塁だった。

　移籍後初実戦となったマイアミ大との練習試合。「６番・右翼」で出場したマーリンズ・イチローが自らダメ出ししたのは四球を選んだ二回の打席だ。

　カウント１－２からの４球目、内角高めのボール球にのけぞった後、打席を外した。大リーグでは、今季から試合時間短縮のため、打者は打席を外すことを禁じられている。

　「あ、外してるわ俺、と思った。癖になってる人はなかなか抜けないかも。リズムになってる。ここ（内角高め）に来たら外しちゃう」

　３日前の練習グラウンドでのシート打撃では問題なかった。この日は学生との練習試合で時短ルールは適用外だったが、それでも観客の入ったメーン球場での一戦。勝負に集中する中での無意識の行動に「そうだね、出ちゃうもんね」と反省した。