マー君、2安打無失点で今OP戦初勝利
「オープン戦、ブレーブス5-12ヤンキース(18日、オーランド)
オープン戦が各地で行われ、ヤンキースの田中将大投手(26)はブレーブス戦で2度目の先発登板。四回途中まで45球を投げて2安打無失点、3三振で、今オープン戦初の勝利投手となった。
140キロ台前半の速球で面白いように打ち損じを誘った。打者の手元で微妙に動くツーシームやカットボールなどを駆使し、45球で3回2/3を無失点とした田中は、11のアウトのうち併殺を含めて七つをゴロで奪い「いい球がそれだけ多かったのかな。いい動きを球がしてくれた」と納得の表情を浮かべた。
ゴロでのアウトを狙う意図を「(ア・リーグ)東地区は球場が狭いところが多いので、ゴロを打たせるに越したことはない」と説明。右翼が極端に狭い本拠地のヤンキースタジアムをはじめ、打者有利といわれる球場における危険性を感じての対策だ。
三回は先頭を3球目で遊ゴロ、続く2者は初球で左飛と投ゴロに打ち取り「球数を抑えて投げることは、悪いことでは絶対にない」と力を込める。
前回登板は2回無失点。2試合連続で結果を残し、開幕投手の候補にも挙がっている。昨季痛めた右肘も問題ない様子で、ジラルディ監督は「健康に見えるし、球に力もあった」と安心したようだった。