レ軍田沢7時間超&延長19回勝利に貢献
「ヤンキース5-6レッドソックス」(10日、ニューヨーク)
レッドソックスは試合開始から7時間を超えた延長十九回、6-5でヤンキースに勝利。田沢純一投手(28)は八回に登板、1回1安打無失点。
決着したのは午前2時13分。照明の故障による16分間の中断は含まず、試合時間は6時間49分だった。宿敵ヤンキースとの「伝統の一戦」。今季第1ラウンドはレッドソックスが延長十九回、球団史上で最長に及んだ試合を制した。
田沢は八回に4番手で登板。3番・ロドリゲスをスプリットで空振り三振に仕留めるなど、強力打線に点を与えず「ゼロに抑えられて、役割は果たせたと思う」と納得顔。「長かった。(登板内容は)覚えていないが、本当に勝って良かった」とほおを緩ませた。
レッドソックスにとっては2001年8月25日のレンジャーズ戦で記録した6時間35分を上回り、球団史上最長。ヤンキースは球団史上2番目で、最長は延長二十二回、7時間を要して勝利した1962年6月24日のタイガース戦だった。