マー君、今季初勝利も反省5回4失点
「ヤンキース14-4レッドソックス」(12日、ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手(26)はレッドソックス戦に先発し、5回4失点(自責点3)ながら今季初勝利を挙げた。
かろうじて手にした今季初勝利に、田中の顔が晴れることはなかった。初回7点の大量援護を受けながら、四、五回に制球を乱して計4失点。「僕自身は仕事ができていない。ずるずる締まらない試合にしてしまって、情けない」と話した。
課題だった直球は開幕戦より走り、スライダーとツーシームも効果的。一方で、“宝刀”スプリットがひどかった。空振りを取れないばかりか、四回はかなり手前でバウンドして連続暴投。マスクをかぶったマキャンも「ここまでスプリットが良くなかったことはあまりない。映像を見て確認しないと」と首をひねった。
3点を返されてなお1死二、三塁のピンチで9番・ハニガン、1番・ベッツを連続三振に抑えていなければ、勝利投手の権利すら危うかった。