上原 日米通算100セーブ達成

 「ブルージェイズ3-6レッドソックス」(10日、トロント)

 レッドソックス・上原浩治投手(40)が10日、ブルージェイズ戦で6-3の九回を無安打無失点で締め、今季6セーブ目を挙げて日米通算100セーブに到達した。日米合わせて129勝をマークしており、「100勝100セーブ」達成投手となった。プロ野球での「100勝100セーブ」達成者は江夏豊ら6人。楽天に所属する斎藤隆は日米通算で到達している。

 上原が「100勝100セーブ」投手の仲間入りを果たした。

 6-3の九回に3番手で登場。3安打を放っていたコラベロをスプリットで空振り三振に仕留める。2死から今季初めて四球を出したものの、後続を断って無失点で締めた。「過去に数人しかいないということは誇りにしていい。地味に頑張ってきたことが数字として表れた」とプライドをにじませた。

 09年、巨人からオリオールズに移籍して念願だった大リーグのキャリアをスタートさせた。開幕から先発の役割を担ったが、6月に右肘を痛めて長期離脱。これが抑えとしてメジャーでも屈指の存在となる端緒だった。10年に救援へと配置転換されると、チームが代わっても主に中継ぎを任された。

 転機はレッドソックス入りした13年。シーズン途中に抑えに指名されて21セーブを挙げ、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。球団は上原と今季から2年総額1800万ドル(約21億6000万円)で契約。40歳投手への高い評価や信頼を示す何よりの証拠だろう。

 ただ上原自身は個人記録よりもチームの勝利を優先する姿勢を貫く。「現役である以上、(記録は)通過点としか捉えていない」と、すぐに次の登板へ気持ちを向けた。

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