“投手イチ”「今日は考えなかった」
「ドジャース11-1マーリンズ」(12日、ロサンゼルス)
マリナーズのイチローが投手と野手が同時交代するダブルスイッチで左翼の守備に就いたのは9点ビハインドの六回途中。メジャーではブルペン陣の負担を軽減するため、一方的な展開の終盤に野手を投手起用することがあるが、レドモンド監督は3人の継投で試合を完結させた。
145キロの速球やスライダー、スプリットを操るイチロー。メジャーのマウンドは“夢”だが、常々「投げるなら本拠地で」と公言していることもあり、「今日は考えなかった」と淡々と話した。
大勝モードに沸く敵地。フィールドには異質の空気が流れていたが、「入りやすいも、にくいもない。想像を超える何かがない限り、精神が揺れることはそんなにない」と言った。