マー君 3Aで故障後初リハビリ登板
右手首のけん炎と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキース・田中将大投手(26)が21日、傘下3Aスクラントンの一員として故障後初のリハビリ登板に臨み、3回を2安打無失点だった。「しっかり全ての球種を投げることができたし、良かった」と満足げに言った。
初のリハビリ登板で、マイナー打者に格の違いを見せつけた。3回に要したのは、予定の45球を下回る41球。2三振も奪った。球速も91マイル(約146キロ)を連発し、1球は92マイル(約148キロ)を計測。故障前の今季最速93マイル(約150キロ)と遜色なかった。「真っすぐでも結構押せていた。真っすぐしか待っていないようなバッターに対して、そういう投球ができたのはよかった」と納得の表情だった。
痛めていた右手首や前腕の感触についても「全然大丈夫だった」と断言。今後は未定だが、あと2度のリハビリ登板をこなし、異常がなければ6月の第1週にもメジャー復帰できる見込みだ。